なうぇすとで、また会いたい。

"なうぇすと"は、ともぴろの一声で幕が開くツアーだった。神山智洋ソロパート大賞でも、堂々の一位だった『PARTY MANIACS』。バラードを歌いながら眉毛を下げるともぴろも好きだけれど、ダンスを自分のものにして目をギラギラさせるともぴろが大好きなわたしにとって、そんな彼の姿を一曲目から観ることができたなうぇすとツアーは、大袈裟なんかじゃあなく、一生涯思い出に残るツアーとなった。この曲を最初に持ってきたのには、恐らく何か意味があるんだろう。もしかしたら次に『PARTY MANIACS』をこの目で観られるのは、少し先の話になるかもしれない。「この曲に頼りすぎではないか」という彼らの気持ちも分かるし、そういう姿勢が大好きなんだよなあ、とも思う。寂しさがないと言えば嘘になるけれど、彼らの世界に入れば大丈夫と思えるのは24コンのおかげ。終演後に友人と「あれ?そういえば、パリマニなかったよね?」と口を揃えたときの鳥肌は忘れられない。ジャニーズWESTの曲の中でも、特に好きな曲なのに、セットリストに入っていなかったことを忘れていたぐらいに、わたしは24コンの世界に入っちゃってた。そう思うと、彼らのパフォーマンス力にゾッとした。次のツアーのセットリストに『PARTY MANIACS』が入っていようがいまいが、この曲に頼っている彼らはもういないと、わたしは思う。

 

ともぴろは挨拶で「このライブは一度しかないから、」と口にすることが多い。なんだかそれを今更ながら痛感してしまっている。文字通り、痛・感。あの大好きなセットリストに飲み込まれながら、鮮やかな照明の中で時間を過ごすことは、もう二度とない。特に流星とのユニット曲"I got the FLOW"は、この先そうそうお目にかかれないだろう。ともぴろにとってライブは楽しい時間だろうけど、特にユニット曲を歌い・踊るともぴろは最高に気持ちよさそうだった。そう思うと、時間を巻き戻したくもなる。個人的にジャニーズWESTのセットリストに組み込まれている『起承転結』感が好きで、なかでもパリピポのTime goes byや今回のKIZUNAのように『結び』感のあるセットリストが大好き。あくまでもわたしの中では、今回のセットリストが今までで一番だったよ、と声を大にして彼らへ伝えたい。そんな気持ちでいっぱい。

 

今回ともぴろ自身が「大きい挑戦」と語っていたもののひとつ、『トランペット』。このツアーを通して魅せてくれた上達は、まさに努力の賜物でしかなかった。ファンが言うのもなんだけど、彼は器用なほうだと思う。全体を通して見ると「え、ここで失敗する!?」という場面もチラホラあるけれど(例:少クラのリコーダーなど)(そういうところも愛おしいんだけど)、「神ちゃん、やってみたら?」と振られたことは割とこなせることが多い。でも器用なだけでは、絶対に上達しない。今回のトランペットだってそう。わたしはダンスにしても歌にしてもお芝居にしても、ともぴろが器用だからできたんだ、なんて思ってほしくはなくて。蛍太郎だってそうだし、重機の免許を取ったのだってそう。全てが努力の賜物だと思ってる。その姿は十分かっこいいのに、どんなときだって「難しいフレーズにも挑戦したい」「引き続き練習続けます」って、まだまだ上を目指そうとしているから、神山智洋は十二分にかっこいい。

 

 

彼らからはいつも『スタッフさんたちへの感謝』を感じることが多いんだけれど、今回のツアーはその思いがいっそう濃かったように思える。ジャニーズWESTとスタッフさんの相思相愛感を見せ付けられた気がする。オーラスでメインモニターに映し出された"なうぇすとTOUR FINAL!"の文字。恐らくこのサプライズがなかったからといって、肩を落として帰るファンは誰一人としていないだろう。それでも、必ずしもやらなくてはいけないことではないにしても、ああいうサプライズはずっっとファンの心に残るものだと思う。その他にも男性スタッフさんがニコニコしながら「もっともっとー!」ってアンコールのジャニストコールを煽ってくださっていたり、ツアーの打ち上げで望や女性カメラマンの方が泣いてしまった話を聞いたりすると、彼らがそういう環境でお仕事ができているのが本当に嬉しい。もっともそういう関係性や環境を作り上げているのは彼らの人間性だと思うから、彼らのライブはこの先もずっと楽しいのだろうなと思う。

 

次に彼らがどんな景色を魅せてくれるのかは分からないけれど、歌い・踊り・笑い・走り回る彼らを見ていると、会場が少し窮屈に感じたのも事実だった。これからどんどん彼らは、日本のアイドル界で大きな存在になっていく。それはもちろん嬉しいことであり、ほんの少し淋しいことかもしれない。でも、その"ほんの少し"の部分を「誰一人置いていかない」「信じて着いてきてほしい」と救ってくれる彼らが誇らしい。そんなことを思ったなうぇすとツアーでした。おわり☆