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2.5次元びゅーーーん

神山智洋くんの手のひらの上で転がる日々。

溺れるナイフの鑑賞感想文

 しげちゃんがこの映画に出演することが決まったとき、こういう記事を書きました。

ふたを開けてみると、しげちゃんはとんでもないチョコレートだったという記事を、今日は書きたいと思います。ネタバレにもなってしまうので、今後この映画を観る予定のある方は、ブクブクと溺れたあとに読んでいただければと思います。あと逃げ道を作るようですが、個人的に感想を残しておきたいだけなので「そこは違うでしょ。」と思ってもそっとしておいてください…。

 

映画を観終えて、率直に「綺麗な映画だったなあ」と思いました。ストーリー自体は、まあ正直それほど綺麗ではないです。原作自体が普通にある少女漫画のようなストーリーではないし、あのおじさんは本当に気持ち悪かったなあ......。(褒めてます!)だけど、小松菜奈ちゃん演じる夏芽と菅田将暉くん演じるコウの二人が出会い、惹かれあって、呪いにかかり、溺れていくシーンは、どこを切り取っても画になるように綺麗でした。波の高さ、風の吹き方、雲の動き方、スクリーンの端から端までこだわり抜いて造られたんだろうなあと思いました。実際に大ヒット御礼舞台挨拶で菅田くんが「例えば監督が『あの鳥を入れたい!』って言ったとして……動物じゃないですか。だからそこから3時間くらい待ったりして。正直気持ちのいい待ち時間ではなかったですけど、できあがったものを観ると、コウちゃんが自然と共存しているっていうのは大事な部分だったので。ああやって待った時間は伊達じゃなかったなと思いました。」とおっしゃっているので、本当にこだわり抜いて造られた映画だったんだと思います。

 

そのやって造り上げられた映画の中で、しげちゃん演じる大友くんだけが、唯一自然体だったように感じました。これは他のキャストの方々の演技が不自然だったとか、そういうことでは決してありません。小松菜奈ちゃんは夏芽だったし、菅田くんはコウちゃんだったし、上白石萌音ちゃんなんてめちゃくちゃカナちゃんだった。しかしこの映画を観終わった後、わたしが知る限り大多数の方が「大友くんというか、重岡大毅だった」という感想を呟いていました。わたしも、そうでした。特に夏芽とバッティングセンターにいるときの大友くん。めちゃくちゃ重岡大毅だった。でも彼はあくまで演じていたんです、大友くんを。瞬きをするタイミングを監督に指示されながら、キスシーンに何度もテイクを重ねながら、必死に頑張って「難しいなあ」と思いながら、演じていたんです。それなのに『重岡大毅』に見えるって、本当に凄いことだと思うんです。わたしは演技に対する知識も何もありません。けれど、演じながらも「いつもどおりの重岡くんだなあ」って思わせるほうが難しいんじゃないかと思います。だからこそジャニオタ以外の方々が大友くんを演じる重岡大毅を褒め、讃えてくれる言葉が嬉しかったです。

 

あと挿入歌とかBGMとかの音楽がめちゃくちゃお洒落でした。夏芽が撮影をしているシーン、この映画の一発目で流れる『絶対彼女』はキャッチーだし、挿入歌が入るたびに「MVみたいだなあ」と思いながら観て、聴いていました。このサイトからそれぞれ少しずつ聴くことができるので、気になった音のある方は是非聴いてみてください。『クラスメート 大友』とか、しげちゃんがニューバランスのTシャツを着て自転車でこっちに向かってくるシーンが目に浮かびます。(音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~

 

わたしだけかもしれないけれど、あの緊迫したストーリーの中で、大友くんが唯一心の拠り所でした。怖いし、ドキドキするし、ハラハラするし、あの人もこの人も何を考えているのかよく分からない。だけど大友くんは甘やかしてくれるというか、夏芽やコウみたいに特別ではないからホッとするというか。ここで冒頭のチョコレートに結びつくんですけど、まさに疲れた脳みそを甘いもの食べて休憩させている感覚。大友くんが夏芽の家に魚を配達しにきたシーンで着ていたニューバランスのTシャツ、まじで最高だった。

 

つい先日まで自担のともぴろは、劇団☆新感線に出演していました。もちろんこれまで出演してきた舞台はこれからも「ああ、あの舞台よかったよなあ~」って思い出すはず。だけど個人的に、やっぱり『Vamp Bamboo Burn』はちょっと特別。贔屓しちゃう、一番アツく語っちゃう、みたいな。重岡担の方々にとっては『溺れるナイフ』が、もしかしたらそういう映画になっているのかもしれないなあって思いました。以上、語彙力皆無な感想文おーわり☆