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2.5次元びゅーーーん

神山智洋くんの手のひらの上で転がる日々。

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」

わたしは仕事が嫌いだ。できることなら仕事に誇りを持ち、やりがいを見いだせられるような、ドラマの篠原涼子みたいにキラキラしたOLでいたいけれど、嫌いなのだから仕方ない。わたしは仕事を、お金をもらうためのツールとしか考えていないのである。

 

就職活動をしていたころを振り返ると、友人たちには仕事への希望があった。「やりがいを重視したいから営業職」とか「お洋服が好きだからアパレル関係の職種」とか、自分は何がやりたいか・将来どうなりたいか明白だった友人たち。その中でわたしは、一秒でも長く学生時代にしがみついていたい人種だった。KAT-TUNの中丸が大好きなリクルートスーツ姿に、続々と身を包み始めた友人たちを横目に、わたしは「やす」と書かれた団扇を振りまくっていたのだから、楽しくて仕方がなかった。

 

しかし現実逃避はそう長くは続かない。友人たちの内定先が着々と決まりだした頃には、わたしの団扇も「やす」から「智洋」になっていた。我ながら就職先ではなく担当の降り先を決めている自分に笑った。それと同時に焦りも感じ始め、わたしもようやくリクスーに手を伸ばしたのである。

 

就職活動が遅れていたわたしは、新卒ハローワークを尋ねた。〇クナビとか〇イナビには登録している会社数が多すぎて、頭がちんぷんかんぷんだったわたしにとって救世主であり、担当のおじさんは神にしか見えなかった。そしてこの選択は間違っていなかった。

 

そのおじさんに、わたしは決していやらしい意味ではなく全てをさらけだした。特に希望する業種はない。バイトで散々人の嫌なところを見てきたから、接客はノーサンキュー。土日祝日は休みたい。9時から5時までがいい。アフターファイブに遊びまくりたい。これらの条件に当てはまるのであれば、多少給料が安くても構わない、というのがわたしの考えだった。こうやって並べると、本当にクズ人間なんだけど、それはわたしが本当にクズ人間だから仕方ないのである。

 

こんなクズ人間の欲求を満たしてくれる職場が存在するのだろうかと半信半疑だったけれど、わたしの神である担当のおじさんは何社か見つけてきてくれた。その中でも一番世間体が良い企業の入社試験を受け、見事内定をもらい、現在わたしはこうして働いている。ちゃんちゃん。

 

最初に述べたけれど、わたしは仕事が嫌いだ。できることなら一日中家で寝ていたいし、好きなだけ遊びたい。でもわたしはこの会社で働けてよかったと思っている。プライベートも趣味も何もかも犠牲にすることなく、ひたすら日々業務をこなし、毎月お金をもらっている。まさに学生時代のわたしが求めていた姿である。

 

わたしが仕事を選んだ理由は、ゆとり世代が希望したとおりの勤務条件だったという、なんともかっこ悪いものだけれど、それはそれで全く間違っていないと思う。わたしはこれからも与えられたやりがいのない作業をこなしながら、好きでもないパソコンを叩き続けるのだ。全ては給料のために。