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2.5次元びゅーーーん

神山智洋くんの手のひらの上で転がる日々。

仕方のないことと、そうでないこと。

3度目だろうと、思うところはたくさんある。わたしはただの外野であり、何を思っても何を感じても、文章にして公開するべきではないと、これまで思ってきた。わたしより強く何かを思い、わたしより痛く何かを感じている人たちが周りにいるからだ。ただこの3度目はどうしてもスルーできない。自分の中で消化できない。だから書くことを許してほしい。外野だから言えることや、批判的な文章も多いので、先に謝罪をしておく。ごめんなさい。

 

わたしは中学生のころにYou&Jブームを迎えた。中学生時代というのは、今後の人生をジャニヲタとして生きるかそうでないかの分岐点を迎える人が多いと思う。そんな分岐点にあの23人に出会えたことを誇りに感じている人は、わたしだけではないはずだ。そんな誇りでもある彼らが、来年の春には14人となることを、誰も想像していなかっただろう。

 

わたしの大好きだったグループは、8人から7人になった。昔から大阪を舞台に、8人で絆を積み上げてきた。それが崩れたのは、8人の夢だった大阪城ホール公演の目前だった。今でもこうして文字にすると、胸がとてつもなく苦しい。無事にデビューしたグループから誰かがいなくなってしまうことなんて、想像もしていなかった。デビューしたことで安心していた。初めて現実を突きつけられた出来事となった。自分を責め続けたであろう彼と、何もできず残された7人の今後が不安で仕方がなかった。しかし今でもわたしがジャニヲタを続けられているのは、彼が立派に舞台で活躍していることと、7人のたくましい姿を見ることができているからであり、その背中を追い続けた後輩たちがデビューに至ったからだ。

 

1度目も2度目も、そして今回も“仕方のないこと”で済ましたくはない。だけど、一番に旅立っていった彼は、グループにいた当初から「グループではなく、自分がやりたいこと」が明白だった。後にも先にもグループにいながら、あれほど明白に自分の欲を主張している人はいないのではないだろうか。そうだとしても、彼が残していった穴は大きかったに違いない。違いないんだけど、外野だからこんなこと言えるんだけど、なぜかわたしは彼のことを憎めなかった。そして今、大切な家族と自分のやりたい音楽を続けている彼、そして彼がたまに放つくだらない呟きに、ほっこりしてしまうのである。

 

次に旅立つ彼には、正直怒りの感情が強かった。もう彼らを応援している周りの人が、こんな思いをすることはないと信じていたからだ。そしてその引き金となった人物が、最初に旅立っていった彼に、最も怒りをぶつけていた人だったのも理由の一つだ。それでも彼はきっと仲間が大好きだった。だからこそなぜ旅立っていったのか、なぜその選択をしたのか、お前はバカなのかと言ってやりたかった。しかし彼が旅立つ理由とその決断は潔いもので、外野のわたしからすると裏切られたという感情はなかったし、グッと飲み込むことができたのだ。

 

もうないだろうと誰もが信じていたことが、文字通り昨日「裏切られた」。わたしは3度目にして初めて“仕方のないこと”ではないと思った。なぜあの場所で、なぜこのタイミングで、あんな棘を突きつけてくるのか。そして残された3人がなぜ深々と謝罪をし、なぜあんな表情を全国のファンへ届けなければいけないのか。震えながら謝罪をする末っ子がいる。説得のできなかった自分を責める男と、仕方のないことだったんだと自分に言い聞かせている最年長がいる。背中にたくさんの責任や悔しさや、感じる必要のない自分への情けなさを背負って、震えながらそれぞれが謝罪の言葉を発する。こんなのは決して“仕方のないこと”ではないのだ。

 

今までと今回の旅立ちが大きく違うのは、理由がわからないことと、旅立っていく彼と共に来年の春まで活動しなければならないことと、正直今まで以上にただただ悲しいこと。昨日のように、旅立つ彼のすがすがしい顔とは反比例した3人の表情を、来年の春まで見なければいけないファンは、どのような心情なのだろう。仲間とファンと今までの自分を捨ててまでも、彼は「一身上の都合」だけで旅立っていくのだろうか。全然“仕方のないこと”ではないのだ。

 

わたしの願いは、3人がKAT-TUNを残す決断をしてくれることと、また3人が前を向いて歩いてくれることだけ。正直今は、旅立つ彼の幸せを願えないでいる。